瑞牆十一面岩末端壁と湯川でクラックトレーニング
7月22日~25日は、大阪ぽっぽのお二人と瑞牆2日、湯川2日のクラック修行。同行者は、大阪からK藤さんとS川さん、23日からN野くん。天気予報を見て行き先を変えたので、22日は瑞牆十一面岩末端壁、23日24日は湯川、25日は瑞牆十一面岩末端壁となった。
22日は天気予報は昼から微妙な感じ、でも朝は快晴だった。少しすると日は隠れて、末端壁は暑くもなく寒くもなく快適、岩は少し湿っている感じ。
大阪組は十一面岩末端壁は初めてということで、まずは調和の幻想1p目でアップ。自分も8年ぶりに触ったら印象と違う。昔はもっとワイドワイドしてたような気がするけど、あれ、狭くなった? 出だしのワイドが狭かった~。じたばたして何とか這い上がる。ワイドも練習しなきゃ~。
次にT&T。この時点で空がなんだか暗くなって来た。けど、雨は避けて通ると信じてリード。調和の幻想1p目を別パーティーが登っているので、ワイルドカントリー1p目下部から登る。だいたいいつもそうだけど普通に濡れてる。クラックグローブやTシャツの肩などがすっかり濡れてしまった。が、ここで濡れたのはほんの序章に過ぎなかったのはこの後知ることになる。
濡れながらぬるぬる滑りそう~とひやひやしながらなんとか登って、T&Tに取り付く。フィンガーとシンハンド、下で一部クラックが広がって、とジャミングのサイズは快適なのだけど、下から眺めるよりも被っていて、レスト少なめで登ったら指にきた。もっとテラスでレストしておくんだった。。抜け口、う、ダイクのガバがぬるい。。抜け口のクラックは狭くて指が入らず、ハンドジャムが決まる大きさに開いた部分は50cm上くらい。エイヤっと左手をハンドジャムのポイントに伸ばしたが、思い切りが少し足りず、甘いハンドジャムになってしまい、スポッと抜けてフォール〜。抜け口はきっとかっちりガバだろうと思っていたら意外とぬるかった。。無事にC#.4が止めてくれてよかった~。長時間ぶら下がりレストで上まで抜けてトップロープをセットした。
トップロープでK藤さんが登って、次にS川さんが登ろうとすると、ついに雨がポツポツきだした。しばらく様子を見ていたら一旦雨がやんだので、今日はこの程度で済んだか~と再びS川さんが登ろうとしたところで、今度は突然ザーザーきた。と言うことで選手交代、大急ぎで自分が登って回収することに。T&Tのクラックはちょうど凹角で上部に降った雨を集めてきて、すでに上部は滝のよう。ワイルドカントリーパートはまだまだ水量が少ないうちに問題なく登りきってT&Tパートへ。T&T下部は被っているからまだクラックの中は問題なかったが、、ダイクの縁から滝のような水流が、、雨はどんどん強くなり上からの水量は増えるばかり、ダイクに到達したときには完全なシャワークライムとなってもう全身ずぶ濡れ、水量が多くて顔を上に上げていられない、パンツもチョークバックもシューズもぐっしょり。もうジャミングなんてしていられない、ビレイヤー側のロープを掴んでゴボウで上り、滝に打たれて寒さに震えながら支点回収、降りたときには全身グッショリ、ぶるぶる。しかし豪雨の中で靴を履き替えたりTシャツを着替えたりしたらさらに被害が広がりそうなので、雨のかからないところで雨脚が弱まるのをぶるぶる震えながらしばらく待つ。
30分も待つとようやく雨脚が弱まったので、Tシャツを変えて靴も履き替えたらようやく生き返った~。やっぱり乾いた服って暖かい!
雷もすごいし、もうすっかり岩も濡れてしまい登れる状態ではないし、いつまた降り出すかわからないということで、あきらめてこの日は午前中のみで終了。急いで撤収した。しかし4日間のクラック合宿、1日目から装備がぐっしょり濡れてしまいました。ナナーズ横のコインランドリーに服を乾かしに行ったら、他にもクライマーも服を乾かしにやってきていた。
23日も天気予報では午後が微妙なので、雨に強いと評判の湯川へ。この日からN野くんも合流した。岩場前の通行止めの林道は車で入ってはいけないということなので、林道の手前の広場に車を置いて、林道を歩く。林道歩きはちょうど30分くらいというところだった。昨日と同様、朝は天気は快晴。でもいつ雨が降り出すかはわからないので、昨日の反省から雨対策をしっかりしたうえで登り始める。たぶん同じ考えのクライマーが多かったのか、湯川の岩場は盛況、とはいっても時期的にもう暑いからか、全部で20名はいかないくらいか。
まずはアップでコークスクリュー 5.9 を登って、サイコキネシス 10dにトップロープを張る。クラック修行中のN野くんは前回一度トップロープで触っているが、リードしないと進歩しないということでこの日は初めからリードするという。ということで、自分はトップロープで何度かサイコキネシスを登って練習。トップロープなので試したいものを試してみようと、できるだけフィンガージャムのみで登ってみたり、あえてフィンガージャム封印してシンハンドで登ってみたり、ちょっとだけクライムダウンして見たりなどして練習する。
大阪組がバンパイアを登りたいということだったので、バンパイアも登ってトップロープにする。久しぶりのバンパイア、やはり見栄えの良いルートは気持ちがよい。
昨日の悪夢で神経質になっていたので、この日は天気が崩れそうな気配がした14時には早々と撤収しましょうということにして、撤収した。撤収して林道を歩いている途中、もう少しで車を置いた広場というところで雨が降り出した。でも傘の用意もあったのでギリギリセーフ。雨は降ったが、前日の反省を活かせて満足。。
24日も湯川。天気予報は昨日よりももう少しよく、でも午後から微妙な予報。結局薄曇りにはなったけど雨には降られずに済んだ。岩場のクライマーは前日と同じくらい、20名程度だった。
昨日はほとんどリードしなかったので、この日はリードをしようということで、自分はサイコキネシス、北京の秋、バンパイア、テレポーテーションをリードした。
まずは朝一でサイコキネシス 10d リード。前日にトップロープで触ったばかりなのに、やはりサイコキネシスはリードは緊張する。グランドとか激落ちしている人の話をよく聞くからな~。朝で体も堅いのか、クラックもしけっているからか、トップロープとは感触が全然違う。ずりっと足を滑らせたり、あれシンハンドが抜けてくる~とか、ひやひやしながら無事登る。
この間にK藤さんは無事にバンパイアをRPしていた。自分もまたバンパイアをリードしようかなと思ったが、別パーティーが登っていたので、その手前の北京の秋 10b を登ることにした。北京の秋はたぶん8年前に登ったことがあるはずだけど、記憶にない。登ってみたがやはり思い出せず。でもたぶん登ったことあるだろうなと。フィンガージャムの練習にもなるけど、ナッツを使う練習に良さそう。特に上部は傾斜が寝ていてあまり怖くないし、ナッツが決まる箇所が多そうなので、ナッツと友達になる練習ができそうだった。
バンパイアがあいたので、次にバンパイアをリード。相変わらず下のシンハンド部分、ジャムがしっくりこない。足がステミングできるから落ちることはないけども、シンハンドだけだったらどうだろう。もう少し抜けないシンハンドジャムを修行せねば。
テレポーテーション 10d を登っていた別パーティーのクライマーによると、テレポーテーションの上部にハチの巣があるとのことだった。でもまあまだ季節的に大丈夫だろうと、せっかくなので三大クラックをコンプリートしたいし、テレポーテーションも登る。登ってみたら、やはり右上するクラックに入る前のC#1が効くクラックの奥にハチの巣がある様子。ジャミングしたらハチが出てきた。急いでカムを決めて、核心に入る前のスモールカムの固めどりをしてさっさと登った。今回はスモールカムを3つに、さらにその3つを流動分散で連結する作戦を実行してみたが、かなり安心感があってよかった。今後、スモールカムの固めどりの時はこれを多用しよ~。
クラック修行中のN野くん、先日ようやくコークスクリューをRPしたばかりだったというのに、もうこの日のトライでサイコキネシスをRP。ジャミングもプロテクションもさまになってきた。さすがサーティーンクライマー。。
この日も朝からたくさん登ったので、雨に降られることなく少し早めに撤収した。
25日は天気予報では雨が降らなそう。なので再び瑞牆十一面岩末端壁へ。この日は一日薄曇りぎみだったけど、雨はなく、一日末端壁を満喫できた。岩場は連休中とは思えないほど人が少なめ、調和の幻想を登る4人パーティーと、自分たち4人と、それ以外は3人のパーティーのみ。3人パーティーは三鷹のジャムセッションの関係者、いろいろ楽しいお話が聞けた。
さて朝一何を登るか、迷ったけれども、人が増える前に宿題を終わらしてしまいたい、ということで春うらら1p目 11b を登ることにした。自分にとっての核心、下部のダイクのガバ取り、前回5月のトライで決めたムーブでまず試すが、ん、あえなく失敗。やはり確率が低い。と、なんだか前回感じたよりも右のピンキージャムが近くにあるような気がして、これはムーブ変えたら簡単に届くんじゃない?とムーブを変えてみたら、あれ、簡単に届いた。。ということで、クライムダウンでカムを回収して、すぐに再度仕切り直し。あっさり自分にとって核心だと思っていたダイクのガバが取れて、チェンジングコーナーへ。チェンジングコーナーは前回のトライでいつもフィンガーバチギギ感があって、あまり難しい気がしていなかったので、今回もレストはそこそこで突っ込んだ。が、うーん、状態が違うから?レスト不足?よいフィンガージャムのスポットが見つからない。。シンハンド気味のジャムで手を伸ばせばすぐにフィンガーが見つかるだろうと手を出していくが、左右がずれたのか前にあったようなよいフィンガーが見つからない。。ということで甘い甘い甘いと手を進めていくうちに最後のプロテクションははるか下(気持ち的に)。もう落ちられないと甘いまま手を進めて、ようやく安心ポイントまで。あ~絶対落ちると思った~無事でよかった。先は長いのでここで長時間レストをして、上でもなんども長時間レストをして、無事にRP。夏休み入ったばかりで宿題が終わって良かった~。子供のころ、夏休みの宿題はいつも夏休み最終日に必死でやっていたな~。大人になって成長したのだろうか。。まあ成長したわけじゃなく、好きなことだけはすぐやるってだけか。
K藤さんは憧れのルートということでアストロドーム 11aをリードで登ったり、トップロープにして登ったり。もう少しのところまで来ている。N野くんも、もう少しでRPできそう。早い。先日コークスクリューをようやくRPしたばかりなのに。。S川さんも調和の幻想1p目を無事にRPしていた。
自分としては春うらら1p目でもういっぱいいっぱいだったけど、先日のT&T 10d 乗越で激落ちしていたので宿題に残しておくのはな~ということで、T&Tを出すことにする。ワイルドカントリー1p目は相変わらず濡れ濡れなのでパスしてテラスからのみ。まだ抜け口のダイクのガバやぬるいガバクラックが濡れているような感じだったけど、無事にRP。短期間で宿題を回収できてよかった~。
この日は最後まで雨も降らず、みんな十分に登り切った満腹感で、末端壁を後にした。
ということで、4日間、雨に降られたり雨の心配をしたりしながらも、なんだかんだでけっこうたくさん登りつくしたのではないだろうか。よいクラック修行になった大満足の4日間となりました。
■自分のムーブメモ
春うらら1p目下部、左クラックのダイクガバ取り。左ハンドジャムの隙間を残して、C#2を下から入れる。左手そのすぐ上で順手ハンドジャム、左足棚にあげて右手でクラックの狭まった部分の左向きカチでレイバック気味に体をあげる。左手をクラックが狭まる上に順手でハンドジャム。上の狭いところにC#.4を入れる。右手で狭くなったところの左向きカチをもって左足を少し上げて皺の上、右足を粒に乗って体をあげ、右手で右クラックのダイクのところにピンキージャム。左足を右クラックに当てて体を振って、左クラックのダイク奥のガバを左手で取る。